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なぜ野立て太陽光発電工事のバイトが人気なのか?仕事の内容は?オススメの理由

 

こんにちは

僕は太陽光発電所新設工事に携わって6年になる者です。

 

今回は太陽光発電工事のバイトはどのようなものなのか?どれくらい稼げてどんな環境なのか?何が必要なのか?等をご紹介したいと思います。

 


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まず太陽光発電とは何なのか

みなさん最近はよく目にすると思いますあのソーラーパネルがたくさん並んでるアレですね。

あのパネルで太陽光を受け、そのエネルギーを電気に変えて電柱(電力会社)に流れるようにして電気を売る設備のことです。

 

 

この設備を作り上げる工事には大きく分けて3種類の作業があります。

  1. 杭打ち工事
  2. パネル張り工事
  3. 電気工事

です。細かく言うと杭打ちの前には整地があったり配管埋設工事があったりするのですが、その辺はプロのお仕事なので今回のバイトの話とは関わらないので上記の3種類とします。

 

そして、今回ご紹介する作業はその2と3の作業工程についてです。

 

なぜ2と3なのかと言うと、単純に

素人でもできるからです。

正確には

素人でもできる作業が大量にあるからです

 

1の杭打ち工事にも仕事はあるのですがあまり募集はしてないですね。

 

 

太陽光発電工事のバイトの長所と短所


詳しい作業内容を紹介する前にざっくりとした特徴をピックアップします。これで自分に向いてるか向いていないか確認してみて下さい

 

特徴

  1. 単純で同じ作業の繰り返しなので簡単
  2. 基本1人作業なのでコミュ障でも大丈夫
  3. 地方での現場が多い
  4. 初期費用が安い
  5. 危険な作業は無い
  6. 熱中症に注意

 

と言った感じですかね?

1つずつ解説します

  1. 下で詳しく説明しますが作業は非常に簡単です。何も考えずにできます。ただ誰にでもできる単調な同じ作業をひっったすらこなすのでやり甲斐は感じないと思います。
  2. これも下で詳しく説明しますが任された1つのエリアで黙々と作業をするため人と関わりません。みんなと仲良く1つの作業を完成させていくわけではないのでワイワイ楽しく仕事をしたい人には向かないかも。
  3. 太陽光発電所は広大な敷地が必要なため過疎っている場所が多いです。その為近くにコンビニも無いことはザラです。駅まで迎えに来てもらったり、自分で車を持っていないと現場に辿り着けません。
  4. 必要な道具はペンチとニッパーくらいです。もちろん建設現場なのでヘルメットや作業着や安全靴は必要ですが全部買っても安い物を選べば1万円もあれば揃います。
  5. 高所作業や危険な機械を触ることはないので脚立から落ちたりカッターで手を切ったりヘマをしなければまず怪我もしません。
  6. ただし太陽光発電所なので日当たりバツグンです。作業中はずーーーっと日の下にいますので熱中症には注意しましょう。パネルの下もめちゃくちゃ暑いです。

 

こんな感じです。

 

では実際にどんな作業なのか?

詳しく説明していきましょう

 

 

2  パネル張り工事

この作業は杭の上にパネルを乗せる『架台』と呼ばれる骨組みの上にパネルを実際に乗せていく作業です。

この作業にはパネルを正確に固定していく手と、その人の所までパネルを運ぶ手が必要です。

このパネルを固定していく作業はプロのお仕事。数ミリ単位でビッチリ合わせて綺麗に完成させる職人の作業です。

この作業はプロの職人さんが1人か2人いれば大丈夫なのですが、問題はパネル運びです。

 

この作業が『パネル張り工事』のバイトです

作業内容は

ただひたすらパネルを運びまくる事です

 

細かい作業、難しい作業は1つもありません。ただただひたすら15~20キロくらいのパネルを運びまくる作業です。

パネル置き場にあるパネルを頭の上にかついでパネルを固定している職人さんに渡すのを繰り返します。

この作業に必要なのは体力のみです。

かなり疲れますが本当に単純な作業だし人と話すことも特にないので気はラクです。

 

必要な道具は

  • ニッパー
  • カッター

くらいですね。両方とも100均のもので十分です。

 

 

3  電気工事

この作業は張り終わったパネルの裏で、パネルから生えているケーブルを隣のパネルのケーブルとカチッと接続するものです。

ケーブルの先端には最初からコネクタがついているので難しいことはありません。

基本的には隣のパネルとひたすら接続するものですが、『ストリング』という接続図面があるのでたまに確認しながら作業します。

 

電気工事にはこの接続作業の他に、接続し終わったケーブルを結束バンドやクリップでパネルや架台に固定していく作業もあります。

こちらも1~3通りの決まったスタイルでひたすら固定していきます。

 

 

どちらの作業も決まったエリアを1~4人くらいで進めていきますが、基本的に人とは関わらずひたすら黙々と作業していく作業になります。

業者によってはスマホで音楽を聞きながらやったりしていますね。

 

必要な道具は

  • ニッパー
  • ペンチ

くらいです。こちらも100均のものでOK。

 

 

 

まとめ

どうでしょう?何となく分かってもらえたでしょうか?本当は現場の写真を載せたかったのですが許可がおりず写真がなくてごめんなさいm(__)m

とにかく太陽光発電工事は

『簡単な同じ作業がめっちゃくちゃいっぱいある』現場です。

その簡単な作業を職人さんがやってると他の専門的な工程を進められないので、バイト君にたくさん来てもらってその作業にあたってもらいたいのです。

なのでバイトは作業中に監督や職人さんにイチイチ指示を出されたり干渉されることなく自分のペースで作業ができます。

 

しかしその分、もし作業忘れやパネルを破損させてしまったりしたのを隠したりすると、後でその不具合箇所を探し出すのがとても大変になるので、責任感を持ってひとつひとつしっかりと作業をしなければいけません。

 

僕も北海道から九州まで日本各地で作業していますので、もしこの記事で興味を持って太陽光発電工事のバイトを始めた方がいたら何処かの現場でお世話になるかもしれませんね!その時はよろしくお願い致しますm(__)m