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【日本終了】オリンピックに子供と先生を〝動員〟問題について考えた


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東京オリンピックパラリンピックまで1年を切りました。

東京でのオリンピック・パラリンピックの開催は1964年以来、56年ぶりの開催ということで国は大変力を入れています。

 

そんな中7月28日にTwitterにこんなツイートが拡散されました

 

 

 

ツイートには

『都からのお達しで、来年の夏都内の小中学校に通う生徒はオリンピックを盛り上げるために、教員の引率でオリンピックの観戦に行くらしい』とある。

ここまでなら都内の子達はいいなぁー

と思ったのだが続きがある

 

 

・どこで開催されるどの競技かは全て都が決める

・交通費は自腹

・不参加は欠席扱い

・会場の最寄りの駅は一般客と一緒になり混雑する恐れがあるため1つ離れた駅で降り、徒歩で会場へ向かうこと

・生徒の健康管理は教員の責任

 

 

という目を疑うような内容になっていた。

 

 

参加競技は全て都が決めるということは、ツイートにもありますが、客の動員数の少ない競技へ割り当てられるのは間違いないでしょう。他県の行きづらい遠い会場へ割り当てられる可能性だってあります。

しかし交通費は全て自腹とのこと。

なのに観戦自体を授業の一環という事にして参加しなければ欠席扱いとなるそう。

 

もはやこれは強制参加ですよね。

 

東京オリンピックパラリンピックの開催期間は

2020年7月24日から8月9日までの17日間

なのでもちろん真夏です。

 

小学生を引率して炎天下での移動なんて一体何人の先生がいれば安全に行えるのでしょうか?

いや、何人いても不可能だと思います。

そんな中会場の最寄りの駅の使用はせず1駅離れたところから徒歩にて会場へ向かうようになんて…

しかも道中の生徒の健康管理は教員の責任になる。

 

拒否不可能な無茶苦茶な指示は出すが、責任は全て現場に丸投げなんてどこのブラック企業でしょうか。

 

 

 

子供の安全や健康をかえりみず

教師や学校を低コストに使える駒として動員してくる国の体制について

激しい批判の声が上がっています。

 

 

 

 

しかし

 

 

僕が本当に

日本終わってるな

って思ったのはこの国の体制ではないんです。

 

もちろんこのツイートが本当だった場合、こんな酷すぎるふざけたことを言い出す国に憤りを抑えられません。

 

 

しかし1歩引いて第三者目線でこの問題を見た時僕はなんて一体性のない国なんだろうと思いました。

 

オリンピックなんて関係ない、興味もないしどうでもいい。失敗したらしたで別になんとも思わない国民。

 

成功のためならボランティアという名の強制労働者を集め、低コストで使える兵隊は全て使って責任は現場に押し付ける国。

 

 

世界中が注目するオリンピック・パラリンピック日本全体、みんなで盛り上げて行こう!!なんて空気は僕は全然感じられません。

国民がやる気ないから国は強制する。

国が無茶苦茶な強制するから国民は反発する。

の負のスパイラルしか見えない。

 

 

誰が悪いと言うわけではないんですよ?!

ましてや今回問題になってる国の学校への強制を擁護するわけでは断じてないんですが

 

今回の騒動を見ていると

個人の権利や思想を尊重しすぎ、国民のまとまりは無くなり、国は国民の事を気にしないで無理を強いるばかりの日本はオリンピック・パラリンピックを開催するに値しないんじゃないかと思い

 

あぁ、日本終わってるなー

 

と思ったのです。

 

 

もし僕の子供が居るクラスこの強制参加の対象になった場合、子供が行きたい!と言わない限り僕も余裕で欠席させます。

そんな親はたくさんいると思います。

 

 

しかしその結果ガラガラの会場。

盛り上がらないオリンピック。

問題ばかりあちこちで起こる。

 

なんて状況を世界中に見られ、広められたら世界の恥ですよね。

 

 

 

 

今回の学校強制参加問題はまた国民の心をオリンピック・パラリンピックから引き剥がし遠ざける大きな1歩になったのではないでしょうか。